Interviewインタビュー

メディカルフィットネス CUORE

マネージャー
佐藤佳恵 様

─佐藤さんは、メディカルフィットネスCUORE(以下クオーレ)にて、施設運営・トレーナー・管理栄養士など、色々な立場でメディカルフィットネスに携わられていらっしゃいますね。今回はその立場からお話を聞かせて頂ければと思っています。まずは、クオーレで仕事をされたきっかけをお聞かせ頂けますか。

はい。学生の時に栄養や運動について学び、将来は運動をしている方たちの栄養指導や食事に関するサポートをしたいと思っておりました。そして、健康運動指導士の仕事を通じて、病院が運営するメディカルフィットネス施設の存在を知りました。その中でも、クオーレは、医師の管理のもと、メディカルチェック結果に基づいたプログラム作成を行い、日常生活も含めた指導計画や管理をしているところに非常に魅力を感じ、応募し採用された経緯です。

─実際お仕事をされて、いかがですか?

本当に幸せなことに、やりたいことをやらせてもらえているなと思っています。利用する方たちの中には運動指導だけではなく食事指導の必要な方もいらっしゃるのですが、その方々にも栄養士の立場としてお話できるので、大きなやりがいを感じています。

─なるほど。実際、佐藤さんが感じていらっしゃる満足度というのは、会員さんにも通じているのだと思います。利用者である会員の方々の変化はいかがですか?

利用する方たちの変化、特に目に見える成果をお伝えします。
まず、体重が減ってきている方が多くいらっしゃいます。血圧も安定し、飲んでいた血圧の薬が半分で済むようになった方もいらっしゃいます。糖尿病の方も、血糖値の高さを示すHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の数値も下がってきたため薬の量を減らせた、という成果も出ています。腹部CTも撮っている中で、内臓脂肪が減ったというありがたい声もいただいています。このように、血液のデータが見ることができたり、腹部CTも撮れたりと、結果の違いがわかるというのは医療の機能も有したメディカルフィットネスならではだと思うんですね。
また女性の利用者のみなさまからは「痩せておしゃれが楽しい」、そして「今までできなかった運動もできるようになった」といった声もいただき、大変うれしく思っています。

私たちの施設では年に2回、満足度調査を実施しています。満足度調査の内容は、施設の環境、スタッフの対応、自分自身の運動に満足されているかという内容です。私たちトレーナーから見た利用者の運動の成果についても評価しているのですが16点満点で、平均13.6点となっています。

─すごいですね

はい。全体を見ても13点以上での満足度の点数をいただいているので、そこもまた、うれしいですね。

─高い満足度が、退会率3%という数字につながっているのですね。
高い満足度は口コミで広がっていくかと思いますが、周辺地域からの反響はいかがですか。

通っている方たちからの口コミは多いようです。「この施設で運動しているけど、いいよ」と紹介を受けて来てくださっている方もいらっしゃいます。

先日、新潟大学教育学部 村山研究室が中心となって活動している「新潟メディカルフィットネスネットワーク」のシンポジウムで当施設のメディカルフィットネスについて、学生や一般の方たち400人の前で発表する機会をいただきました。今までメディカルフィットネスをよく知らなかった学生から「こんなに手厚い内容で運動指導や生活指導をしてくれる、すごい施設だなと思いました」という感想をいただきました。若い世代や学生をはじめ、メディカルフィットネスを知らない方にも価値を理解してもらえたことを嬉しく思っています。

─嬉しいですね。現在、色々創意工夫されながら運営されているかと思いますが、現場で特にクオーレのオリジナルで工夫されていることはありますか。

私たちが常に意識しているのは利用者のみなさまの声をしっかりと聞いて、それを運動プログラムやスタジオプログラムに活かすということ。利用者一人ひとりとの関わりを一番大事にしています。
一見たわいもない会話だったとしても、その中で例えばお酒について等、生活習慣の話もできます。お互いに信頼関係を築くために会話をしっかりとし、それを反映させたプログラムを作ることは常に意識してやっています。

─クオーレに参画されてよかったなと思うことで、他にはどんなことがありますか?

私たちの業務上、運動プログラムを作成したり、食事指導は当たり前にさせていただいていますが、そのことに対して感謝の言葉をいただけるということが最大の喜びです。頑張ってトレーニングや食事に取り組んだのは利用者の方で、その取り組みが結果につながるのですが、「スタッフの指導のおかげだよ、ありがとう!」と言っていただける言葉は大変、嬉しいです。

─将来的にメディカルフィットネスを開設しようとしている方、それから現場指導をしようとしている方に向けてメッセージを頂けますか。

メディカルフィットネスを選んで入会される方たちは、健康状態に不安がある、数値を改善したいなど健康に関する事項での入会理由が多く、運動に対する目的が明確だと感じます。中には運動を嫌いとおっしゃる方もいます。そのことに対して私達トレーナー、そしてメディカルフィットネスのスタッフが、どのように楽しさを伝え、要望に応えられるかということが重要だと思います。

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